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執筆者の写真BSAJ

早川さくら 受験体験記 PART3

更新日:2022年2月18日

③テストスコア、学校の成績、推薦状の送付

アドミッションオフィスにテストスコアや成績などの必要な書類を提出する作業は全てオンラインで行う事が出来ます。しっかりと確認をしながら書類の提出を進めたつもりだったのですが、うまくいかないことが多くて大変でした。

TOEFL受験

Choateを受験する事を決めた後でAdmission officeに問い合わせたところ、“TOEFLは出願締め切りの日までには受験するように”と指示がありました。

すぐに申し込みをして11月24日に受験出来ることになりましたが、受験日まで2週間しかなく、TOEFLのために勉強する時間はほとんどとれませんでした。

Stanford e-Japanを受講中で、毎日たくさんの新聞記事を読んでいたために自然に英語力は上がっていたので、直前に「ETS公認ガイド TOEFL IBT 第4版 CD-ROM版」というTOEFLの公式問題集を1回やっただけで本番に臨みました。

この本にはCD-ROMが付いていて、コンピューター上でサンプルの試験を受けることが出来ました。本番と同じ形式で試験の流れを確認することが出来たので緊張せずに本番の試験に臨むことが出来ました。TOEFLの問題集を1つだけ選ぶとすればこれがおすすめです。

試験当日は東京まで新幹線で行って、御茶ノ水のテストセンターで受験しました。御茶ノ水のテストセンターは駅から歩いてすぐなので迷う心配がないので安心です。

会場には早めに着いたのですが、15歳以下の受験生は親がパスポートなどの写真付きの身分証明書を持ってきて試験中は会場で付き添っていなければTOEFLを受験できない。(受験者本人のパスポートも必要です。)という事が分かりました。

TOEFLが受けられないのではと焦っている私の為に、試験会場の受付の方も私が受験できるように問い合わせ、ご尽力くださりました。結局、親が新幹線で東京まで来てくれて、3時間くらい遅れて受験する事が出来ました。

ボーディングスクールの受験者は、ほとんどが15歳以下だと思いますのでTOEFL受験前に受験における注意事項の15歳以下の受験者のところをしっかり確認しておく必要があると思います。

“受験時に15歳以下である方は、18歳以上の保護者または大人の同伴が必要です。同伴者は、テストセッション中、テストセンターに滞在いただく必要がございます。そうでない場合、スコアが無効になり、試験料は返還されません。受験者と保護者(またはご同伴者)は有効なIDのご提示が必要です。ご提示いただけない場合は試験が受けられません。規定のIDがない場合、試験お申込み前にプロメトリック株式会社RRC予約センター、もしくはOffice of Testing Integrity(TSReturns@ets.org)にご連絡ください。”

と書かれています。

SATのスコアの送付

高校2年生からの入学を希望の場合はSSATまたはSATのどちらかのテストスコアを出すことになります。幸いなことに私は海外の大学を受験する事を考えていたので、高校1年の5月にSATを受験していました。

点数はCollege Boardのウェブサイトから学校に直接送ったつもりだったのですが、なかなか提出済みになりません。

11月26日にAdmission officeに問い合わせてみましたが、届いていないとのことで何度かメールでやり取りした後、最終的に  

“Admission officeは、SATレポートの紙版のみを受け取ります。 SATレポートが電子的に送信されたのか、郵便で送られたのかを確認できないので、SATと連絡をとり、紙版を郵送するように頼んでもらえますか?”

と指示をもらいましたので

12月3日にCollege Board に直接電話をかけてChoate Rosemary Hall に郵送するようにお願いしました。それからしばらくしてやっと提出済みになりました。

SATスコアの問い合わせで4回Admission officeにメールで問い合わせをして、College boardに電話をかけてと大変でした。

成績と推薦状の送付

  • 学校の成績 (Transcript Report)

  • 校長先生の推薦状 (Principal/Counselor Recommendation) 

  • 英語の先生の推薦状 (English Teacher Recommendation) 

  • 数学の先生の推薦 (Math Teacher Recommendation) 

が必要になります。Gateway to Prep Schoolsのウェブサイトから学校の成績は担任の先生にメールを送ってお願いしました。校長先生、英語の先生と数学の先生にも同じようにメールを送って推薦状をお願いしました。もちろん、それぞれの先生の所に実際に行って推薦状を書いて頂くようにお願いしました。数学の先生からはどんなことを書いたらいいですかと聞かれましたが、特にお願いは何もせずお任せにしました。

私がのんびりしていたのも悪いのですが、学校の成績と推薦状が1つ、1月になっても提出済みの表示になりませんでした。1月15日が提出期限ですが、学校は12月21日から1月6日まで冬休みで先生に連絡を取ることもできませんでした。休み前は出願締め切りまでまだ1か月近く期間があると思って油断していました。

冬休みが明けた1月7日に担任の先生にお願いして学校の成績は提出になりました。推薦状は提出に失敗していた事がわかりました。Gateway to Prep Schoolsのウェブサイト通じて直接送って頂くのですが、複雑なシステムな為に提出に失敗する可能性はあると思います。私の側からはオンラインで提出状況は見ることが出来たのですが、書くのに時間がかかっているのだろうと思ってそのまま待っていました。推薦状がなかなか提出済みにならない場合は早めに一度確認に行った方が良いと思いました。

テストスコアや推薦状の送付は、学校に通いながら、課外活動のStanford e-Japan、TOEFL受験、そして受験のエッセイも書かなければならなかったので本当に忙しい中での作業でした。Gateway to Prep Schoolsの指示に従って進める事でボーディングスクールに出願することは可能です。けれども助けてくれる人やアドバイスをくれる人もいない中、一人で行うのは心細いものです。そういう経緯もあって私はBSAJに入ってボーディングスクールを目指す人達をサポートしたいと思うようになりました。

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